南相馬の仮設住宅団地を訪問しました。視察に来た方に、仮設住宅の再利用について説明をするためです。木造仮設には、地元還元型の再利用システムとなる可能性があるというを話しました。
プレバブの仮設とはまた違ったリユースのシステムです。
同じ仮設として、ストックして再利用するのではなく、地元で移設してリノベーションしてつかうという再利用の可能性です。私たちも、ログハウス仮設に関して3件の移設リノベーションのプロジェクトに関わっています。
まだまだ、木造仮設は実績が少ないと考えられていますが、関東大震災の木造仮設がつい最近まで横浜に残り使われていたという事例もありました。北欧でもログの災害住宅がのちに高級住宅地となった事例もあります。
スタジオの活動の一つとして、木造仮設の再利用を実践することで新しい仮設住宅のシステムの可能性について探っていっています。
(滑田)