南会津・針生の夏![]()
・尾瀬沼
針生から約1時間で尾瀬沼の玄関口である御池につきます。
休日はさっと半日で尾瀬沼との往復。(片道1時間と少し)自然と向き合うことのできる時間です。
この日はニッコウキスゲが咲き乱れていました。
日本大学工学部ロハスの森の屋上も、尾瀬の湿原のように季節に応じて花が顔を出す感じを目指していました。![]()
・はりゅうウッド村の水源掃除と懇親会
はりゅうの箱のあるはりゅうウッド村は、新規居住者の多いエリアです。1年に一回、水源掃除をみんなで行います。地方だけどゆるい繋がり。
トトノエルギャラリーカフェでは、木坂美生さんの展示が始まっています。 (はりゅうウッドスタジオの郡山・希望ヶ丘ベースの隣)![]()
彫刻のような写真。木坂さん自身がトトノエルの空間を読み、緊張感を持った展示となっています。そして企画をされた石上さんの彫刻との対話。 ![]()
いつもトトノエルギャラリーカフェでの展示は、作家の方のエグるような生きる眼差しと向き合う機会となります。 ![]()
学生のみんなとも、この緊張感を体験してもらいたいと思い、この日は希望ヶ丘を議論の場としました。 ![]()
ギャラリーで話される言葉の一つ一つが、お互いの捉え方の違いを知り、共有し、また深く入っていくそんな時間でした。 ![]()
建築設計はとにかく構築していく、つくり上げていく営みですが、一方で深く深く静かに研ぎ澄ますことも両輪で必要だと感じます。 ![]()
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トトノエルギャラリーカフェ![]()
特別企画展《 Sand Box 》
2025年7月6日(日) ̶ 〜7月30日(水)
OPEN 12:00 - 18:00 / 日 · 月 · 火 · 水曜日
木坂美生 ![]()
企画協力:石上和弘 . Gallery Camellia 原田直子 *********************************![]()
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【第45回東北建築賞 作品賞を受賞しました】_再掲載![]()
このたび、私たちが設計した「認定こども園 らみどり」(福島県須賀川市)が、第45回東北建築賞作品賞を受賞いたしました。先日、授賞式が行われました。関係者の皆様にも改めて心から感謝申し上げます。![]()
本園が建つのは、川が合流する低地に対して、古くから街道や住宅が形成されてきた丘の上のエリア。もともとは都市公園として整備されていた敷地です。計画初期、理事長先生から「里山のような自然を活かした保育環境をつくりたい」という想いを伺いました。![]()
敷地はもともと綺麗に芝生で整備された都市公園でしたが、子どもが遊んでいる様子はありませんでした。最近は、公園で自由に遊ぶこと自体が難しくなっているのを感じます。
高価な大型遊具がなくても、大きな縁側のようなものをつくるとでここをもう一度“子どもの遊び場”として機能させることができないかと考えました。![]()
建物は、丘の地形に沿うように配置しています。屋根も丘に寄り添うようにかけていて、なるべく既存の桜の木の高さを越えないように配慮しました。![]()
自然の起伏をできるだけそのまま残して、そして、建築残土で丘をつくりました。雑草や植物、虫やカエルがいるような自然環境をもう一度つくり、子どもたちが遊びの中でそれらを見つけていけるようにしています。![]()
園庭には丘や傾斜があり、初めのうちは転んで怪我をする子もいたと聞きますが、半年も経つと子どもたちの身体は確実に変化し、足腰が強くなってきたそうです。
この園庭全体は、建築家・仙田満さんの遊環構造でいうと「めまいの空間」として捉えて設計しています。おおきなめまい空間が、園の中心にあります。
また、安心できる室内と、ちょっと冒険的な外部空間。そのグラデーションの中で、子どもたちが自由に行き来しながら遊べるようにしています。![]()
建物は木造です。子どものスケールに生命感あふれる木材のスケールを重ねて、子どもたちが直に触れて記憶に残るような素材選びをしました。![]()
この園は、外周にフェンスがないです。夕方になると、園のあかりがそのまま地域にもれだして、まるで公共建築のように、まちと繋がっています。![]()
最後に、園庭づくりにあたっては、地域の方々や保護者と一緒にワークショップを行いました。昔、自分たちがどんな遊びをしていたのかを語り合って、それを子どもたちに継承していく。そういう思いをかたちにするプロセスも、大事にしてきました。![]()
私たちはこの園を、ただの保育施設ではなく、「遊び」と「地域社会」と「自然」がつながる場所にしたいと考えてきました。何もつくってはいないけど、建築の力で大きな縁側をつくることで子どもたちがここで自由に動き、自然と触れ合い、身体を育んでいける。そんな風景が、これからも各地で生まれていけば嬉しいなと思っています。![]()
【施 主】学校法人熊田学園
【設計監理】建築/はりゅうウッドスタジオ
構造/TAPS 建築構造計画事務所 田口雅一
設備/ZO 設計室
照明/ ぼんぼり光環境計画
ランドスケープ/STEP 徳永哲
園庭・設計 ワークショップ・監修/石田佳織
ワークショップ協力/日本大学工学部 浦部智義研究室
【施 工】王子建設株式会社![]()
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モノクロ写真
#村越としや ![]()
カラー写真 動画
#早川記録![]()
※不具合があったため再掲載しました。コメントいただいた方消えてしまい申し訳ありません。
先日東洋大学の伊藤暁研究室、東北大学藤野研究室、小野田研究室、窪田研究室、そして日本大学工学部のみなさんの合同合宿がありました。舞台は福島で、私たちがフィールドとし活動している場所を駆け足で巡りました。浜通りのとみおかワイナリーとスタートし、中通りのらみどり、そして南会津へ。
建築物だけでなく、普段僕たちが感じていることなどを追体験してもらうために、じね〜んの森、そして伊南川木材での製材にも立ち会いました。
今回の体験を通して、地域からはじまる建築の可能性について感じてもらえればと組み、盛りだくさんのブートキャンプとなりました。
また見学や、また地域の方にもご協力していただいた旅となりました。大変ありがとうございました。![]()
僕たちにとっても、普段の活動について再度向き合い、批評してしていただく貴重な機会となりました。
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