作品紹介

はりゅうの箱

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はりゅうの箱

福島県南会津郡南会津町

針生の箱は、KAMAISHIの箱(難波和彦・界工作舎+はりゅうウッドスタジオ+日本大学工学部浦部智義研究室)と同様の木造縦ログ構法によってつくられている。

(写真は藤塚光政さんによる撮影して頂きました。)

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内外壁については、5mの杉150角材を並べて壁としたものであり、福島県の避難方式に対応した解体可能性への対応、現場での短工期性への対応、福島県産 材の使用に配慮した住宅である。木造縦ログ工法による復興住宅モデルの特殊解でもあるが、様々な展開の可能性等を備えた。

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敷地は、福島県南会津町針生の中山間地にあり、冬期には2m以上の積雪のある地域である。平面構成としては、3600角の8帖間を3つ並べたものであり、その残余空間にリビングとしており、天井高4500mm以上ある都市的な空間でもあり、特に外部との繋がりを考慮している。平面は杉150角材のモジュールにより構成されている。

 

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杉の柱の壁が森の中に立ち上がる

夏期において吹抜けの空気は上部の高窓より排出される。

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南側の深い軒が日射を遮る

夏期においては、室内には日射は入ってこないが、冬期間においては、日差しが家の奥まで差してくる。

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視線ができるだけ奥まで通るように配慮した階段。階段を上った両側に部屋がある。

 

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150mm幅のスリットの窓とテーブル。
テーブルのガラスは、簡易的な鍋おきとしても使われる。

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2Fの寝室。浮かび上がる光の壁。土佐和紙による壁と吹抜け側をみる。

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ダイニングの東側の窓からは朝日が入る。緩やかにリビングとつながっている。

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ダイニング

150幅の窓のスリット

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西側の一本松をみる

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キッチンから玄関をみる

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工1

一つ一つの材料は150角の杉材である。大工さんが手で持って作業が出来る。

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工2

木が乾燥し、木が縮んだ時にも隙間が空かないようにパッキン材を貼っている。

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工3

8〜10本程を合わせてパネル化を行なっている。

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工4

一つのパネルを建て込んでいるところ。

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工5

1日目の作業が終わった夕方

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建築概要

■建築概要

 

はりゅうの箱監修   難波和彦・界工作舍
設計   株式会社はりゅうウッドスタジオ 滑田崇志 滑田光 芳賀沼整
施工   直接発注方式 木工事 芳賀沼製作
所在地  福島県南会津郡南会津町
構造   エーユーエム構造設計 浜尾博文構造─────────────────
主体構造 木造(縦ログ工法)
杭・基礎 杭基礎(コンクリートべた基礎)工程─────────────────設計期間 2012年5月
施工期間 2012年7月外部仕上げ─────────────────

屋根 ガルバリウム鋼板折版葺t=0.6mm,H=88mm
ガルバリウム鋼板平葺きt-0.35
外壁 ログシェル表し(150×150mm)
ポリカーボネート小波板
開口部 アルミサッシ 木製サッシ ペアガラス
内部仕上げ─────────────────

床 1F コルクタイル  t=5mm  2F 無垢材フローリング
壁 ログシェル表し 一部土佐和紙タイコ張り ジョリパット
天井 化粧石膏ボードt=9mm 土佐和紙張り


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  • 1.地域材の150角の杉材をパネル化し、短工期で建てられる復興住宅に対応した縦ログ構法です。
  • 2.4坪の部屋のシンプルな組み合わせにより、多目的に展開できる木に囲まれた空間です。
  • 3.空気循環による工夫や、軒を深くし日射への配慮などを行なっています。

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