第2回 南相馬勉強会  「小高から考える暮らし方勉強会」

開催日時:2016年2月8日(月)14:00〜17:00
開催場所:福島権南相馬市鹿島区牛河内第2仮設団地 集会施設

福島県南相馬市小高区から避難して生活されている方々を対象に、第2回「小高から考える暮らし方勉強会」を平成28年2月8日開催しました。
第1回同様、暮らし方を考える、住宅を建てる・直す、補償金制度を活用する等、今後の「住まい」に関する専門家が、それぞれの視点でアドバイスを行いました。
今回は、避難生活者の次の住まいでの暮らし方、やりがい・生きがい(農作業、行事、娯楽など)を視野に入れた、「コミュニティ」(居場所)という概念と、どのように付き合うか?福島県内の過疎地域の事例を基に、意見交換を行いました。
「コミュニティ」(居場所)がうまく築けるか、元の住まい(小高区など)に戻る方々はもちろん不安を抱いていますが、元の住まい(小高区など)に戻らず新たな場所(戸建て、集合住宅)で暮らす方々も、近所付き合いといった「コミュニティ」との距離、付き合い方に不安があるようでした。
規模の大小、施設の形態にとらわれず、風通しの良い多様な居場所づくりが大切なことかもしれません。(記事 渡辺)odaka2

第1回 南相馬勉強会 「小高から考える暮らし方勉強会」 福島住まい・まちづくりネットワーク

 

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平成28年春、避難指示解除準備区域の規制が解除される福島県南相馬市小高区から避難して生活されている方々を対象に、第1回「小高から考える暮らし方勉強会」を平成27年12月8日開催しました。

3.11大震災から5年、現在の仮設住宅での暮らしの後、どのような暮らし方をするか、居住規制解除によってさらにその選択枝の幅の増加に現実味が帯びている今日。暮らし方を考える、住宅を建てる・直す、補償金制度を活用する等、今後の「住まい」に関する専門家が、それぞれの視点でアドバイスを行いました。

初めは、参加者みなさん静かに聞いて頂いていましたが、一通り説明が終わると、それぞれ自分の今の状況や考え方、仮設住宅を出て次の暮らしを迎えている人の話などを織り交ぜて、今後の暮らし方について、自分が選択している方向性を確認していました。また、現在住んでいる木造仮設住宅の再利用方法についても、グループホームにする・商店にする・個人の住宅にする可能性など、活発な要望と意見交換が行われました。

帰還を考えている皆さんの心配ごとの共通点として、医療機関との物理的な距離、戻ったら今より人が少なく、さびしい暮らしになってしまうのか?という不安の声がありました。

今後の「住まい」の選択についてみなさん真剣に考える良い機会であったと思います。

会津若松市門田地区復興公営住宅が全建賞を受賞

先日、平成25年度の福島県の復興公営住宅設計委託業務において弊社が設計を担当させて頂いた、会津若松市門田地区の復興公営住宅が平成26年度全日本建設技術協会全建賞を受賞いたしました。この賞は、建設技術の活用と公共工事の運用方法の工夫等に秀でた成果が得られた事業や取り組みに送られる賞で、福島県が東日本大震災の復旧・復興事業特別賞を受賞致しました。

 

受賞した門田地区の復興公営は福島県内では初めて木造で建設された復興公営住宅で、

① 8 戸という小規模ながら、若者から高齢者までの多世代入居を意識した、1F 重視型と2F 重視型の2つの居住タイプ

② 会津の冬季の積雪等に対応した建築に内包された車庫・物置・アプローチ空間

③ 住宅街の中で、南側採光とプライバシーを確保した2Fを中心とした居室配置

④ 一室空間を基本とした、フレキシブルな平面構成

⑤ 積極的な県産木材の活用

⑥ サンルームや空気循環等を用いた住環境向上の工夫

等が特徴的です。

木造による復興公営住宅は、小規模敷地への対応や地域の特性に合わせた設計が対応可能で、今後、県内各地域における特性を活かした住宅設計や計画が発展する可能性を含んでいると云えます。

はりゅうウッドスタジオでは、今後も福島の復興期の住まいについてお手伝いできればと考えております。

 

外観全景

ビルトイン車庫

エントランス

 

 

希望ヶ丘プロジェクトオープニングイベント

5/23日 はりゅうウッドスタジオも参加する福島住まい・まちづくりネットワークのオープニングイベントが、郡山市希望ヶ丘でありました。

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私たち「福島住まい・まちづくりネットワーク」は、東日本大震災以降、原発事故等の影響による避難で元のすまいやコミュニティから離れるという、過去例のない福島特有の避難状況に対応して、仮設期から復興期に求められる住環境づくりをテーマにして建築の専門家有志(発起人:難波和彦、鈴木浩、浦部智義、嶋影健一、八木佐千子、芳賀沼整、濱尾博文)により設立された団体です。
特に福島の復興期の住環境については、2011 年に実施された木造仮設住宅の活動で深められた建設業者間のネットワークは今後の復興を加速させる一助になるものと考えています。また、今回のオープニングイベントでは県内の復興に向けた住環境整備を多くの視点から考えて、様々な立場の建築関係者が意見・情報交換するきっかけの場や皆様の今後活動のヒントになればと考えています。
今回会場で、NPO の拠点となる「希望ヶ丘プロジェクト」は、福島で震災以降復興住宅等に求められる木造の解体・移築可能性をテーマに作られた4 つの木造構法(縦ログ構法、在来軸組工法、横ログ構法、 WOODALC 構法)を主体としてつくられた小規模建築群です。4 棟が密集する建ち方は被災地での小規模集落モデルも想定したものとなっております。
福島県内で活躍される皆様の参加をお待ちしております。

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写真は、WOODALC 構法による NASCA棟を設計された八木さんによるレクチャーの様子です。
いよいよ4棟がそろい, NPOとしての活動も本格的にスタートします。

 

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ふくしまの家 復興住宅促進設計の提案書について

Category スタジオブログ 復興住宅プロジェクト — @ 2012年4月29日

3月末に提出した「ふくしまの家」復興住宅の資料です。

ふくしまの家プロポーザルは、1月末に行なわれた福島県における復興住宅提案のプロポーザルでした。

PDF版はこちらになります。(画像をクリックしても見ることができます)

pdf

●また県のホームページでは、他の団体の提案についてもご覧になることができます。

県のホームページ

以下文章については県のホームページから転載いたしました。

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本県は、東日本大震災において、約2万棟の住家が全壊の被害を受けましたが、被災者の生活再建のためには、その基盤となる住宅の一日も早い復興が重要課題であり、県内の事業者が連携して、この解決に取り組むことが、本県の真の復興につながるものと考えています。
県内の住宅関連事業者は、林業や建設業等が連携を組むことによって、コスト及び工期が制約されている中で、県産材を活用した約6,000戸の木造応急仮 設住宅を建設しており、住宅としての性能は基より、地域住宅関連産業の活性化に資する観点からも高い評価を受けています。
このような中、県では、住まいづくりを通じた被災者の生活再建と住宅関連産業の活性化の実現に向け、「『ふくしまの家』復興住宅供給システムプロポーザル」を実施し、県内事業者が構成する各団体から、住宅の供給システムに係る様々な提案をいただきました。

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