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都市計画の家Ⅱ

都市空間を豊かにすること第一目的とした場合、住宅はどうあるべきなのか

「都市計画の家」とは、都市空間を豊かにすることを第一義的な目的とした場合、住宅はどうあるべきなのかという問題に応える考え方を示すプロジェクトに与えられた名称です。
現在、都市計画の家はパートI、パートIIの二つの作品が存在します。

建物概要
用途   :専用住宅
所在地:宮城県仙台市
延床面積:60.40㎡(1階建)
構造:木造+鉄骨造(耐震鉄骨柱)
施工:東北大学都市分析学研究室+はりゅうウッドスタジオ(セルフビルド+設備部分発注)
設計:近江 隆(東北大学都市分析学研究室)+芳賀沼 整(はりゅうウッドスタジオ)           竣工:2003年

敷地西側、川の対岸から見た夜景

バスルーム(左)、トイレどちらも扉は無い。

キッチン

居室棟室内

居室棟室内から敷地内道路(ギャラリー)を見る

居室棟室内。冬はテントの中で暮らす事も。

居室棟デッキから中庭、水まわり棟を望む

中庭夜景

北東から。バリアの道(グリ石と白玉敷きによる敷地内道路)

水まわり棟

平面図(東が上)

設計コンセプト
「都市計画の家」とは、都市空間を豊かにすることを第一義的な目的とした場合、住宅はどうあるべきなのかという問題に応える考え方を示すプロジェクトに与えられた名称です。
現在、都市計画の家はパートI、パートIIの二つの作品が存在し、本作品は都市計画の家シリーズの第2号ということになります。敷地の両端で途切れている区画道路を敷地の中でつなげ、その敷地内の道路に2棟の建物が接続します。単身者の居住空間が2棟(居室棟と水廻り棟)に分けられることによって、この敷地の中にギャラリーとしての道路と交流の場としての広場が成立することになります。この建物は主たる壁(外壁)が紙でできているもので、従来の壁のイメージを破るものですが、その他にも、多くの点で従来の住宅の概念、建築の概念について考えるテーマを提供するものです。

 

 

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