石岡の家

敷地状況から2階に持ち上げた終の住処

四方を隣地に囲まれ、南側の隣地が高い土地。この土地で自然を楽しみながらシンプルに暮らせる終の住処を計画するために、住宅を2階に持ち上げ、1階に車3台分の車庫をゾーニングしました。南側に設けた大開口からは、空と庭の緑を室内へ取り込み、ゆったりとした時間が流れる家となりました。

建物概要

用途:住宅
延床面積:163.40㎡(2階建)
構造:1階鉄骨造 2階木造
施工:
設計:はりゅうウッドスタジオ
総工費:

外観高さに変化をもたせた屋根が、軽快な印象を与える。

大開口からは空と庭の緑 ゆったりとした時間が流れます。

キッチン。オリジナルのキッチンと、一枚無垢板のダイニングのカウンター。床には、堅くて丈夫なサクラのフローリングを採用し、和風の設えとしている。

玄関。1階は、鉄骨造。奥に見えるのは車三台分の車庫スペース。

浴室。愛犬の足洗いの動線も考慮し、1階に浴室を計画。十和田石と、ヒバ材を用い、メンテナンス等にも配慮している。

和室のコーナー。

設計コンセプト
施主は50代の夫婦。子育ても終え、これからの暮らしと考えた夫婦は、自然を楽しみながらシンプルに暮らせる終の住処を考えた。
四方を隣地に囲まれた旗竿型の敷地。さらに南側の隣地は、敷地地盤よりも2メートルほど高くなっており、日が当たりにくくジメジメしていた。同時にプライバシーの確保も難しい状況であった。
ここに緑を愛でながら暮らす終の住処を計画するため、私たちの設計はいかに通風と採光を確保し。庭と車3台分の車庫をどう配置するかというゾーニング計画から始まった。
鉄骨のフレームを組み、1階に車庫を計画。門型に組まれた鉄骨のフレームは、車庫ともなるが、敷地へのエントランスゲートの役割も担う。住宅部分んは木造でつくり、車庫の上に乗せた。
日当たりと風通しの良い開放的な住まいとなった。南側に設けた大開口からは、緑の景観や、隣地建物の屋根をこえた空を室内に取り込んでいる。南に向かって広がる大きな屋根に包まれて、自然を多分に取り込んだ終の住処となった。

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