新人日記わたなべ③『会津田島祇園祭』

スタジオブログの方でも紹介があったように、はりゅうウッドスタジオで7月22日、23日と会津田島祇園祭に出店しました。今年から南会津に住みはじめた僕にとっては、出店することよりも、そもそも祇園祭自体がどんなものなのかよく分かりませんでした。そこでちょっと調べてみると、鎌倉時代にまでさかのぼる歴史があるそうです。

スタジオではあんどんをつくるワークショップを行いました。子供たちに向けた工作教室のような感じです。制作したあんどんを持つ子供たちが祇園祭の灯となり、地域を照らし、それが風景をつくっていってほしい、という願いが込められいます。

当日のようすは、参加してくれた子供たちはもちろん、一緒に作業をした親御さんもとても集中していました。けっこう複雑な切り絵もあって、ひとつつくるのにおよそ30分かかるのですが、みなさん真剣に取り組まれていました。

今回僕は、あんどんの作成手順を示すシートの作画を担当させていただきました。しかし、作業工程の詰めが甘く、実際その工程でつくってみると、全部を行うのにかなりの時間がかかってしまうことが分かりました。ですので、実際に子供たちにつくってもらったのは、この中(写真の絵)で6番だけでした…。しかもとくにあっさり描いた項目です(笑)。これからは来年以降に向けてさらにブラッシュアップしていきたいと思います。

自分のつくったものが人の目に触れることは、小さなことでもやはりうれしいです。しかし、それよりももしかすると、つくっているときの集中している時間や完成した事実のほうが、喜びの実感として残っているような気がします。あのワークショップに参加してくれた子供たちも、そんな喜びを感じてくれていたらいいな、と思います。

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