作品紹介

部屋の家

top

部屋の家

福島県南会津町/住宅
59.4m2

それまで地方の農家住宅にあった外便所や外風呂の離れ方式の暮らしが消え去って久しい。居間に集まり炬燵でテレビをみる、勉強部屋の個室、そうした生活の概念に違和感があった。
個室を難波和彦氏の言う最小限の社会に開かれた「箱」と捉え、個室同士の相互関係として置き換えた。生活を細分化し住宅の機能毎に分析し、ローカの概念を消す「住宅要素の記号モデル」の実践が「部屋の家」である。

SONY DSC

01

 震災以降、大手ハウスメーカをはじめとし、業界全体のテーマとして、外皮の断熱性能のアップ、省エネを意識した地中熱や太陽光等の自然エネルギーの活用が加速し、住宅の高性能シェルター化が進んでいる。住宅は陳列された家電の様に性能を競い合い、次々と現れる新スペックを容認することでそのライフサイクルは短縮傾向に向かっている。住宅が地方色や風土性を失い、日本中が共通の流行をまとう中、部屋の基本性能以外の全てを捨てる事で季節感のある自然の中で外気に最も近い室内を作り上げることを目指した。 SONY DSC

 

建築概要

■建築概要

 

部屋の家・針生の箱2
タイトル      部屋の家・針生の箱2
所在地      福島県南会津郡南会津町針生地内
主要用途     住宅
竣工予定     2016年5月
設計       はりゅうウッドスタジオ
施工       未定
主体構造・構法  木造 縦ログ構法
階数       地上2階
敷地面積     未定
建築面積  35.1m2
延床面積     59.4m2


sekkei

 

  • 1.社会に開かれた最小限の「箱」による住宅要素の記号モデルです。
  • 2.最小限居室の「部屋」があり、自然を1mm以下の透明被膜で包んで中間領域を形成します。
  • 3.屋の基本性能以外の全てを捨てる事で季節感のある自然の中で外気に最も近い室内を作り上げました。